ギボウシ咲けども(ユリ科:New野の花365日)

庭のギボウシは、オオバギボウシというのが本名だと思われる。葉に斑が入っているのでフイリオオバギボウシとでもいうのか。この仲間は細かな区分がされていて同定が面倒だ。
山でもよくみるし庭にも植えられポピュラーなのだが、万葉集をはじめ古典にも登場せず、案外注目度が低いのは意外に思える。
でも、薄い紫色の花は、少し頼りなげで趣があるし、花蜂がとまると細い花茎を大きくたわませてしばらく揺れているのもおもしろい。6月から半月ほど下から上に次々と開花していていき、主役にはなれないけれど無聊な庭の慰めとなっている。ただし増えすぎるきらいがある。

蜂を釣って擬宝珠(ギボウシ)たわむ右左

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