道端に小さいアサガオが 3種(ヒルガオ科)

アサガオや昨夜の雨を溜めたまま


道端にたくさんのアサガオに似た花が咲いている。私の小型図鑑には出てこないので、もう何年もそのままにしていたが、改めて気になってネットで調べてみたが、まだ十分納得できていない。
 
一つは「マメアサガオというらしい。北アメリカ原産で戦後に帰化。花はせいぜい1.52cmほどと小さく、白色が多いようだ。可愛い感じである。
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こちらは別種で、「ホシアサガオと思われる。マメアサガオに似ているが色が花芯に濃く、花茎がマメアサガオより長く花も数個まとまってついている。こちらは南アメリカ原産、やはり戦後帰化。星型の花形からきた名前だというが、いかがか。マメアサガオと混ざって咲いている。
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こちらは、いまいち名前がはっきりしないのだが、アメリアサガオ(またはマルバアメリアサガオ)」だろうか。花は普通よりも小ぶりで34センチ程度で薄いブルー。江戸時代末期に観賞用に持ち込まれた、また戦後に輸入食料に混じって持ち込まれたとのこと。これもマメアサガに混ざっていた。
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もともと日本のアサガオは、奈良時代末期(平安時代とも)に中国から薬用として移入したもので、万葉集などに詠まれた「アサガオ」は桔梗のことではないか、という説がある。以前ちょっと書いたので参考までに。


食料に混じって渡来したということだが、これが畑に繁茂し混入したら農家さんにとってはたまらない。見た目は可愛くても困りものの雑草に違いない。

(いずれも、まだ確証をもって同定していないので、念のため)