クスダマツメクサとコメツブツメクサ(マメ科の小花たち)

大方の花は眠らず春の宵

 

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いつもの堤防を歩いていて、ふと黄色い小さい花が目に留まった。雑草ハンターの私の脳の図鑑にまだ載っていない花だ。なんだろう?

見渡すと周辺に数株が確認できた。

 

調べると、クスダマツメクサかと思われる。ツメクサだから、マメ科。1センチに満たないほどの黄色い花房をやや縦長に立てていて、可愛い。色も爽やかだし、姿も悪くない。帰化植物なのだが、飼料用というより園芸用に持ち込まれたと考えてもおかしくないほどだ。地中海沿岸部が原産地のようで、花房の形がホップの雄花に似ているのでホップツメクサという名もあるという。

私が知らなかったのは不勉強なるせいで、各地にすでに広く分布し珍しいものではないらしい。さっそく一株採取して、鉢植えにした。どうなるかな。

 

堤防には、コツブツメクサもびっしり広がっていて、一時黄色い面を作り出す。これも外来のマメ科。こちらは名前の通り5㎜にも満たない小さな花房である。写真にとるのが一苦労である。

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ところが今回調べていると、コメツブウマゴヤシという草が出てきた。そっくりな姿で、同じコメツブで、しかもマメ科であっては区別がつかない。

この写真は、毛の様子からコメツブツメクサと理解しておくが、自信はない。違ったら勘弁してほしい。この二つは折があったら正確に比較してみようと思う。(まあ、学者じゃないので大問題ではないのだが)