この花は?フクオウソウ(キク科:New野の花365日)

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山の土に混じって一緒についてきた雑草があって、
「なんだろう?多分地味な山の花だろう」と、半ば期待半ば無視していたのだが、2年目にしてやっと花が咲いた。想定どおり地味な花だが、決してこの手の地味さは嫌いではない。よくみていれば愛嬌もある。
花は1cm程度で、薄い白紫で暗い線が走る品のある色。黄色い花粉をつけた蕊が長く突き出している。花茎の途中からもたくさん花をつけそうだが、この株はまだ小さいので10個に満たない。
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ところが、花の名前がわからない。
キク科だろうと当りをつけて図鑑を1ページ目から捲って照合したら、やっとのこと小さく出てきた。「フクオウソウ」(福王草)という立派な名前であった。
フクオウというのは三重県菰野市にある福王山からつけられたようだ。ネットで調べてみると各地で希少種とされているようで、おやおやと思い、静岡県レッドリスト(植物)をざっと調べてみたが、特に記載はない。