コモチナデシコ 母の日近し

母の日や母となりてまた母想う

 

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女房が散歩から一本の草を持って帰宅した。

「あまり見たことないものだから、取ってきた。たくさんあった。」という。私も知らない草だ。葉っぱはカーネーションのようだ。場所を聞いて行ってみた。

それは近くの歩道のブロックにたまった僅かな土に、根を張っていた。小さい花をつけている。よく見ると反対側の道路法面にも繁茂していた。

自宅の付近は、もう10年来野草を見続けているので、こんな大型のものが身近にあるなんて盲点だった。新たな草は、外来のものに違いなので、図鑑にはなく、ネットで調べて一応、コモチナデシコとしておいたが、イヌコモチナデシコかもしれない。どちらでも私には大差ない。

 

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葉はナデシコカーネーションと似ている。茎の上部で小さい花をつけている、約5、6mm。国立環境研究所のデータによると、ナデシコ科で、花期は春。ヨーロッパ原産。1960年に初めて記録されたというから意外に新しくはなく、17府県で確認されているという。 

今回見つけた道路は、田舎の道路ではあるが、近くに青果市場があり往来は少なくない。そうした物流に伴い移動してきたと考えられる。

 

今年も母の日が来る。

カーネーションもこんなナデシコから改良されて今のものになったのかもしれない。