アケビ熟れてひねもす鳥待つ日和かな
小春日和をのんびり山道を歩くのは楽しい。
コロナ感染がまた大きな波がきている中で、次第に町への足も遠のく。近くの量販店やDIYへもしばらくご無沙汰。出かけるのは、もっぱら田舎の野菜売り場と農協の野菜売り場。新鮮な野菜を漁ってくる。こんなふうでも私生活は滞りなく回っていく。
でも刺激がないせいか、いくぶん脳の回転が落ちてきたか。いろいろなことに関心が薄れていく気もする。
ともあれ、歩きながらきょろきょろすると、アケビが見えた。藪を漕いで近寄りやっとひと房とれた。見える範囲のものは、あらかたもう実が落ちてしまっていた。採れたものも片方は鳥に啄まれている。
帰宅して口にすると、特有のねっとりした甘さ。やっぱり種が多い!
椎の実がたくさん落ちている。まだ木にも付いている。食べてみようかと思って、少しポケットに入れる。むかーしの、たぶん映画に出てきた歌を思い出す。
♪ ぼくらは椎の実、まあるい椎の実。?お池に落ちて遊ぼうよ…。
このどぎつい花は何だ?どうやらこれは、クサギの実のようだ。有毒だと主張しているのか?
これはマムシグサの種。鳥や動物にとって、こうしたどぎつい赤は毒に見えるのか、それとも美味そうに目立つのか?どちらなのかな。