野鳥の来客あり

青葡萄王女の棺の硬き石と

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軒下の日除けに這わせているデラがたくさん実をつけ始めたので、摘果した。半分くらいにしたいのだけれどもったいない、と思ってしまってなかなか減らせない。で結局実入りが悪くなってしまうのだ。今年も同じ轍を踏む。
 
気がつくとブドウの葉には、もう点々と穴が開いている。これは例年出てくる害虫で「ブドウスカシクロバ」という幼虫のせい。薄い黄緑色をしたせいぜい2、3センチほどの幼虫だが、葉っぱという葉っぱすべてに付いて、小さい穴をあけるものだから、葉はプラネタリウムの穴のようになってしまう。
 
さっそく殺虫する。私は蠅蚊取のスプレーを遠くから葉にかける。すると奴らは糸を引いて垂れ下がってきて、しばらく風になびいてから地面に落ちる。その数や知れず、というと大げさだが、4,50はすぐ落ちてくる。
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落ちた幼虫をついばむ野鳥

と、ここまでは毎年の風景なのだが、
今年は意外なことが起こった。写真の鳥が、落ちた虫を食べに来たのである。
3羽で、つがいとその子供に見える。あまり人を畏れる様子もなく、私の2mほど傍まで来て虫をついばんでは、近くの家の屋根に飛び去る。大きさはスズメより一回り大きくて、ジュジュと声を出しながら動いていた。こんなに警戒心の少ない野鳥も珍しい。
 
後で色々調べてみたが、はっきりしないものの、「ホシムクドリ」が一番近そうな感じがする。知っている人がいたら教えていただきたいものだ。