covid-19(コビッドナインティーン)の備忘として

大勢の一人となりて肩を脱ぐcovid-19(コビッドナインティーン)接種会場

 

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ようやく1回目のワクチン接種をした。ここに至るまでなんと長い間待たされただろう。今回は少し憤懣を。

 

日本の接種は世界から遅れをとった。日本のワクチンが外国頼りであること、防疫自衛力が低い事実を痛感した。結局オリンピックにも間に合いそうもない。

初めはワクチンが少なかったが、そのうち一日100万回、7月中には高齢者を終わらせる、などと急にアクセルがかかった。が、現場は大変だ、接種が簡単に増やせるわけではない。静岡県は全国最低レベルの接種率だし、その中で静岡市がさらに率が低い。今回は、市の接種予約の受付体制が脆弱で、大勢の市民が泣かされた。行政の困難な状況は察するが、しかし余りのちぐはぐに、一体市は本気なのか?と不平が口に出た。

 

わたしは6月の初めに家人の予約を取ろうと一日半ほど、予約センターの電話、ネットに張り付いたが、ついに繋がらず諦めた。受付がパンクして、予約中止だと知ったのは翌日の新聞で、市の広報は全く伝わってこない。同報無線を使えばいいのにと思う。加えて、肝心の予約ネット画面が極めて分かりにくく使い勝手が悪い。検索で止まったまま何の説明も出てこないので、首をかしげて不安になるだけ。市がシステムを本当にチェックしたのか疑問がわく。これはパンクしてやっと一部修正された。受付日時などは情報によってまちまち。 

さらに電話は回線が少ないため繋がらず、年寄は頼るものがなく、おろおろして市役所に詰めかけパニックになった。老人は電話しか使えないのは分かり切っていたことなのに。市は、ネットの効率に頼りにして電話をおろそかにしたと言わざるを得ない。

また重要なことだが、予約受付は市の予約センター一本で行う、という広報を、私は真に受けていたのだが、実は一部の開業医はどんどん予約を直接入れていた。こういう嘘、もしくは説明不足は、正直者は馬鹿を見ることになり、市のやり方への信頼を決定的に失わせた。

 6月後半、私の予約はかかりつけ医は一杯だったが、特設会場で取れ、ワクチン接種ができた。特設会場の運営はとてもしっかりしていた。スタッフが大量で、しかもよく訓練されていて、関係者の意気込みが伝わってきた。今後順調に推移することを期待する。

 

改めて、まだまだ高齢者には電話が大切だということを認識する。今回も、回線を何倍か何十倍かしていれば、それだけでも市民が不安に陥らずに済んだ。普段ネットをしている人でも、結局ネット予約ができずに市の窓口に出向いた、という人もいる。すべてがAIの世の中ではない、ということだ。そして迅速、丁寧な広報を再確認したいものだ。

 

(つまらない記事だが、コロナ社会の一コマを備忘として、残しておく。)