巣立ち鳥 3様

巣立ちたり本能のまま淡々と

 

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ひと月ほど前、雨の田んぼの畔に、ムクドリの親とひな鳥の姿をみつけた。親が何かを啄んできてはひな鳥の口に渡している。そんなにたくさん虫がいるのかなと思うほど、頻繁である。雛はもう親と見分けがつかないほどの大きさだ。独り立ちも近いのだろう。親が場所を変えると、すぐに雛もそれを追って飛び立ち、また近寄っては餌をねだっている。

 

これはカラスの親子。ねだり方が激しいので、思わず目を凝らしてみた。そのあとすぐに親鳥は餌を求めて舞い立った。 

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これはヤマバト?の親子か?水槽に来て、並んで座っていて、一羽が盛んにもう一羽の頸や頭などをグルーミングしている。つがいかなと思ったが、見ているとどうやら一羽はされるままで、子どものようだ。30分ほどはそんな仕草をしていただろうか。

ハトと言えばピジョンミルクだが、今回はそうした給餌ではなさそうだ。以前、ピジョンミルクの現場をつらつらとみることがあって、その折の写真を探したが、見つからなかった。 

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ツバメはあちこちに普通にみられるから、説明の必要もないだろう。ツバメはお喋りだから、巣立った子供たちが家族そろって電線で井戸端会議をしているのを聞くと、本当に嬉しそうだ、が、いささかうるさい。

 

親鳥たちは、こうして事も無げに役目をこなして、それを苦労とも何とも思っちゃあいない。DNAに仕組まれた仕業ではあるが、悲しいほど見事なものだ。