餌台のメジロとヒヨ

寒厳し餌台の鳥の脚ほそし

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例年以上に今年は寒い。

この寒中でも野生の小鳥たちは餌を探して、何かを食べて生き残っている。つくづく大変だと思う。生きる時間の大半を餌探しに使う。生き甲斐さがしなんて人間だけ。

 

餌台にミカンを置いてやると、メジロが盛んにやってくる。大概がつがいで現れて、一羽が見張りをして交代でミカンを啜る。ほほえましい。

ところがヒヨドリが必ず勢いよく現れて、けたたましく鳴いてそれを追い払う。メジロは素早く逃げ去るが、ヒヨがいなくなるのを見計らってまたやってくる。そして残ったミカンをまた交代で啄む。こんなことの繰り返し。

 

で、ヒヨには悪いが、メジロの方が可愛いので、籠を用意して、その中にミカンを置いてみた。これは使わなくなった台所の食器籠で、網目は4cm×5cm。メジロは入れるがヒヨは無理だろう、と思った作戦。

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試してみると、メジロは素通りだが、ヒヨは賢いので警戒してなかなか入らない。だがそのうちにスルっと入りこんだ。思ったよりも体が細いのだ。では、いきなり驚かせれば慌てて中でバタバタするだろう、と思い、音を立てたら、実に巧みに網目をくぐって逃げてしまった。大したものだ。

それでもやはりヒヨは警戒して中に入ることが少なくなったので、メジロのチャンスは格段に増えることには相成った。

他の野鳥をも待っているのだが、なかなか来てくれない。