タヌキのため糞・・・尾籠ですが

ため糞はタヌキの夫婦か春の風

 

季節はゆっくりと春へ向かっている。南風が吹くといっぺんに辺りの風景が和らぐ。ついつい野原を歩きたくなる。

沼の白鳥が水場で草を食べているのが見える。もう一時のブームは過ぎて、観察者も少ない。シベリアはまだ寒いよ、いつまで居てくれるのかね。地面からは緑が少しずつ顔を出している。日向はイヌノフグリが満開。

 

などとお上品に歩いていたら、足元の大量の糞が目にはいった。尋常な量ではない。ここで何度も繰り返し糞をしたに違いない。と、思ったら「そうか、これがタヌキのため糞だぞ」とピンときた。話には聞いていたが、実物は初めてである。

タヌキは一定の場所に糞をする習慣があり、それが溜まると山盛りになるらしい。それをため糞という。

それにしても、草を刈り払ったこんな広々した場所に排泄に来るのだろうか?隠れる処もない。でもよく見ると、糞は乾いているので、これは時間がたっているもののようだ。もしかしたら冬のものか?いやまてよ・・・。

まてまて、糞の事情などに首を突っ込む気もないので、今回は「タヌキのため糞」メッケ、というだけで満足しておこう。

 

(知っている人にとってはつまらない話)