ツタバウンラン(オオバコ科:New野の花365日)

百千鳥ざざめくほどに山しずか

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蜜柑の小山をウォーキングすると、早くも梅は散って、早咲きの桜なども満開を過ぎてしまっている。ウグイスが盛んに鳴き、その他名も知らない鳥たちが大騒ぎ。本当に賑やか。

途中で、今まで知らなかった野草に出遭った。
ミカン畑の石垣に繁茂して、ストローを伸ばし、小さいトキワハゼのような形の花をつけている。帰宅して調べてみたが、よくわからない。そのうち、ようやく「ツタバウンラン」というお名前にたどり着いた。ゴマノハグサ科と思いきや、なんとオオバコ科なのだそうだ。しかも最近になって科が変更されたという記事もあった。これがオオバコ科ですか。
身上調査をすれば、地中海原産で、大正時代に観賞用として移入されたものが逃げ出したということのこと。花期は夏。またの名を「ツタカラクサ」とも言うらしい。
石垣などには上手くあいそうな風情で、憎めない。