日本一の陽石

陽根は穣りの神なりありがたや
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へんてこなものを、役場に聞いたりしながら、やっと探し当てて拝見してきた。
まず、長野県佐久穂町教育委員会の看板をそのまま記しておこう。。
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北沢川の大石棒
今から4千数百年前 (縄文時代中期) 眼前に広がる南台地に生活していた人々が、動植物の豊穣と人間の甦りを願っての信仰のシンボルとして、豊かに湧き上がる泉のほとりに建立したものと思われる。なおこの石棒は、日本最大のものとして知られている。
(石棒) 2.23メートル、溶結凝灰岩 (石柱) 柱状節理流文岩
                  昭和62年8月 佐久穂町教育委員会
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ええ!ほんとうに縄文?と思うのだが、近くに縄文遺跡もあり、形も縄文中期の特徴がみられるということらしい。陽石は縄文時代からあるから、それ自体がめずらしいきもしないが、たいていは史料館などで見ているので、こうして大地にすっくと立っていると、やはりエネルギーを感じるし、くすぐったいようなおかしみも愛着も沸いて来る。

野辺山を越えて反対の八ヶ岳南麓に、やはり縄文の陽石が立っている。山梨県北杜市にある国指定の史跡金生遺跡。ここを見たときも、おやおや!昔も今も変わらないな!と思ったものだ。
佐久市臼田にも立派なものがあるときくが、まだ見ていない。
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金生遺跡:こちらは40cmくらい。

ついでに清春美術館の彫刻。・・・余り関係ないが。(昔の写真だが今もあるだろう)
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ついでついでに、アンコール遺跡のリンガは、下記。
http://blogs.yahoo.co.jp/geru_shi_m001/64851804.html

この
北沢川の大石棒は、私の背丈より高いので、地上部で180cm余はあるだろう。大きいけれど、国は価値を認めていないようだ。
触っているうちに思わず手を合わせて、子孫繁栄を祈ってしまった。
(遠方に高速中部横断道の工事中の橋脚が見える)