鷹一羽

鷹一羽瀬切れの河は白々と
 
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初冬のこの時期、安倍川で鷹を見かけることがある。
上空でパタパタと数回羽ばたいた後、羽根を止めてスーッと滑空する姿から、これは鷹だとすぐにわかる。
ところが、このところ麻機沼に整備された広い芝生に、鷹が現れている。
植込みの立ち木や街路灯の上にとまっていて、時おり急降下して何かを捕えてすぐにまた木の上に戻る。今はもうカエルもあまりいないので、たぶんバッタなどの昆虫を捕えているのではないか。
ピーと鳴いている声も耳にすることがある。
これが安倍川で見るものと同じかどうかは分からない。
 
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鷹といっても種々いるので、写真のこの鷹は、何なのか、素人の私には分からない。
だが、チョウゲンボウノスリサシバのうちのどれかだとは思う。大きさは鳩よりは大きく、カラスより小さいくらい。図鑑のいう大きさからしてみると、チョウゲンボウの可能性が高いかな、と漠然と考えている。
 
鷹といえば、芭蕉の 鷹一羽みつけてうれし伊良湖崎 を思い浮かべるが、伊良湖崎ではサシバが群れを成して渡りを始めるのが見られると聞いている。見に行きたいものだ。
 
去る10月27日、ちかくの田んぼとビニールハウスのあいだに、大型の見慣れないものがいたので、驚いてシャッターを押した。
 
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これはコウノトリではないだろうか。何年か前に麻機沼に現れてその折はテレビでも放映されるなど話題になったが、今回は特にそのようなニュースも聞いていない。
でもやっぱりコウノトリだろうなあ、と私は思う。