(牧水先生の歌だが、私には正直いって、面白い歌とは思えない。)
(牧水は大正9年(1920年)、沼津の風土、とりわけ千本松原の景観に魅せられ、一家をあげて沼津へ移住。昭和3年(1928年)、43歳の若さで亡くなるまでの間、沼津の自然を愛し雑誌『詩歌時代』など精力的に出版活動を展開するかたわら、千本松原の 伐採反対運動の先頭に立つ。喜志子夫人と共に千本山乗運寺に永眠。:沼津市広報ウェブ)

アシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草)が花をつけた。今年の2月頃、枯れ枝だけの苗を買ってきたもの。生長したものの夏の盛りに茎が枯れてしまって、駄目にしたかな?と危惧していたが、復活して少しばかりだが花をつけてくれて、ほっとした。
麝香というくらいだから、嗅いでみると確かに香りがする。ちょっと苦みを感じるような香りだが、私にはあまりいい匂いとは思えない。ただ、花はほんのりとピンク色で花筒の長いのもおもしろく、適度な色気が好ましい。
アシタカ、という名は、富士山に近い静岡県の愛鷹山から来ているようだ。日本の固有種で、本州中部地方、四国の愛媛県に分布し、山地の林内や林縁に生育する、とWikipediaでは書いている。とすると半日陰から薄い日当たりの場所がいいのかもしれない。花が終わったら、鉢から土に降ろそうと思っている。

(花筒の中を覗いてみると)
アシタカという名の付く植物はほかにも、アシタカツツジ、アシタカザクラ、アシタカカンアオイなどがある。
アシタカツツジは、ツツジ類では最も高い10mあまりにも達することだとのことで、「静岡県の自然 春の植物」(静岡新聞社 昭和50年発行)を見ると、筆者の杉本順一さんが「大正14年7月4日、裾野から位牌岳に登った。」ときに発見したと書かれている。
「地質の関係などで、里の庭などへ移植しても活着しにくく、発育が悪くなって花があまり咲かなくなる」とも書かれている。伊吹山ほど有名ではないが、植物分布面では特徴のある山域なのだろう。
愛鷹山へは2度登ったことがある。一度は家族で越前岳へ、一度は4月に一人で縦走しようと登って雪にふられて断念、難儀した記憶がある。さらにもう一度は、友人と富士市の須津渓谷から沢を詰めて登ろうとしたが、がれていてにっちもさっちもいかなくなり、方法の手で下山したという経験も思い出す。

(沼津千本浜:バックに愛鷹連山と雲に隠れて左奥に富士山の白峯 (古い写真から))
富士山に昨日、初冠雪。
沼津市の千本浜から見ると、愛鷹山の上に真っ白な頂が見えていることだろう。
アシタカジャコウソウから、思いつくまま散漫な雑文。