天のカラスウリ(ウリ科)

カラスウリ天に身を干す赤はだか
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柿の実と競う気らしい
初夏に見たあのレースのフリルのような花が、こんな実になっていた。不思議としか言いようがない。花は蒸し暑い夜中、隠微に隠れて咲いていた。ところがこの実ときたら、誰はばかることなく青空に露出している。この趣旨換えはどういう理由によるのか、花に言葉あれば聞いてみたいとさえ思う。
写真は柿の木に絡んでいたものだが、まだまだ色は生っぽい。だが初冬にもなると、それこそ落日のように嚇嚇とした赤になる。この木は渋柿だから遅くまで赤を競うことになりそうだ。
天花粉という汗疹の粉薬があり、赤ん坊のオシメ換えのときによく使ったものだ。
これは、天粉がもともとの名で、キカラウスリの根からとった澱粉なんだそうだ。カラスウリとは、少し雰囲気が異なっている。
カラスウリとキカラスウリの花は以前ブログにあげたので下記参照。
http://blogs.yahoo.co.jp/geru_shi_m001/64023610.html