萩にキチョウ

ゆうるりと黄蝶はつるむ萩の花

 

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萩が咲きこぼれている。白い萩は派手で大株になるのでコントロールしているが、紫の萩は背は伸びず、這う感じで上に揚がってこない、地味だが花はきれいだ。いずれも秋に庭をにぎやかにしてくれる。

それを一層にぎやかしてくれるのが、黄色い蝶。キチョウだと思われる。今年はとくに多い。これが連日数匹、萩の周りを目まぐるしく飛び交っている。

今日は、2対がペアリングしていた。そのまま葉の下に取りついて飛び立たない。

よく見ていると、羽化したばかりらしき、羽が伸び切っていない個体がある。その脚はまだサナギに取りついている。でも、そこにもうオスが飛んできて交尾の機会を狙っている様子だ。

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他の葉に取りついている蝶をよく見ていると、葉の表面に小さい卵を一粒産み落とした。萩はキチョウの食草でもある。

また、ある一か所に何度となく離れては取りつくので、何だろうと思ってよく見たら、サナギがあった。そこに蝶が取りついて盛んに何かしている。何か世話をしているのか、それとも甘い汁でも出るのか?

f:id:zukunashitosan0420:20200927121119j:plain サナギ ・・・すでに黄色い

f:id:zukunashitosan0420:20200927121239j:plain これが幼虫か?

羽化する前の仲間の命に、何か語り掛けているような雰囲気さえ感じられる。

黄色い蝶をみていると、もの思わせる秋の日永が、ひと時明るく感じられて嬉しくなる。