駿河七観音 平澤観音の御開帳に参拝

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清水区日本平北麓にある平沢観音では、7年に一度の御開帳があると聞いて出かけてきた。

2021年4月の11から17日の一週間、お堂を開いて秘仏の千手観音を披露している。先に訪れたのは冬だったので、あたりは冷え冷えしていたが今回は春の日差しに楓の若葉が眩しく映えてさわやかだった。参拝客は、ちらほら。

お堂に入ると、二人の男性が手持ち無沙汰に居眠りしながら当番をしていた。護摩壇があってその奥に厨子があり扉が開かれていた。その両側には30㎝程の諸像が整列している。

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どうぞ、そばに寄ってみてください。

と言われて近寄ったが、厨子の中はやはり暗くて秘仏は十分には見えない。写真を撮らせていただいた。

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大きさは130㎝ほどとのこと。親しみやすそうな可愛いお姿である。

この観音像は、寺の縁起によれば鎌倉末の作ということだが、私がネットなどで調べた限りでは、公の文化財に指定されている様子はない。ということは霊山寺や鉄舟寺の像は平安時代の古いものであったが、この観音様はそれとは違うということなのかもしれない。私ら素人が遠目に見て違いがわかるわけではない、と思うが。

御開帳にあたり、稚児行列なども行われ、盛況だったと新聞が伝えている。コロナで節分の豆まきも中止となっていたので、久しぶりの賑わいだったのではないか。